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2014年10月24日

23日は、朝からシトシトと降る雨の中、東銀座へ向かいました。

幕張ドルフィン歯科の米山です。


かねてから一度は見たかった歌舞伎観劇の日

私の所属する日本ヘルスケア歯科学会のお仲間である齋藤先生が、歌舞伎に詳しいという

ことでご意見番となっていただきました。

歌舞伎座の地下は、お土産屋さんが軒を連ね、江戸情緒のある細工物にざわざわとした

胸の高鳴りを覚えました。

10時きっかりにご意見番の登場

聞くところによると齋藤先生は、3歳のころより親の膝に乗りながら歌舞伎を見ていたそうです。

花道のトンネルで、遊んでいたことを覚えているとも。

歌舞伎座に入ると、十七、十八世の中村勘三郎の追悼碑が目に留まりました。

10月の大歌舞伎は、中村家の演目

ご意見番の提案で、音声ガイドと字幕パッドを借りて、劇場内へ

昼の部最初の演目は、新版歌祭文

この作品は、文楽を源流としたもので情感あふれるものでした。

何度となく、自分の人生がオーバーラップし、泣けてきました。

何度も泣きそうになる場面があり、これは私だけかと思いましたが、そうではなかった。

前の観客で肩が揺れている方もいて、一安心しました。

後でご意見番に聞くと、それは当然の感情であり、歌舞伎は一般庶民の心の奥底に訴えるもの

であるとのことでした。

まさか、これほどのものとは!

また一人歌舞伎ファンが、ここに生まれました。

最後の感動の場面で幕が下り、休憩時間

涙をふきふきあたりを見渡すと、皆さん一斉にお弁当の包みを広げています。

なるほど、私どもも朝にお弁当を買っていたので、合点がいきました。

昼食後、近江のお兼、三社祭、伊勢音頭恋寝刃と演目が続きます。

踊りあり、歌あり、笑いあり、そして泣きありとまさに大江戸庶民のエンターテイメント!

幕が引き、ご意見番と丸ビル内の居酒屋で一杯

歌舞伎談義に花を咲かせました。


私たちは、自分ではどうにもできないことが人生の中で、何度も遭遇します。

そんな窮地のなかで、お互いに気を遣ったり、時には喧嘩もするでしょう。

だけど、最後には日本人独特の気質で気持ちを汲み取りあえる

そんな世界に誇れる文化を築きあげてきました。

歌舞伎も世界に誇れるものですが、日本人の心の奥底まで表現した部分は、

諸外国の人にはやや難解かもしれません。

ですが、そのような文化を発信することで世界平和も決して夢ではない。

私は、


歌舞伎で泣ける自分で、本当に良かった!


日本に生まれて本当に良かった!


そんなことを深く実感できた一日でした。



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移転しました 幕張ドルフィン歯科 院長 米山吉洋

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院長 米山吉洋

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