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2017年4月27日

私は中学のころ、カラヤンを聴きに行きました。

幕張ドルフィン歯科の米山です。

クラシックファンでなくてもヘルベルトフォンカラヤンの名を聞いたことはあるでしょう。
カラヤン率いる世界最高峰のオーケストラであるベルリンフィルは、いまだにウイーンフィルと
1,2を争う実力があります。

当時の私は、毎月のようにLPレコードを秋葉原まで買いに行ったものです。
同じクラシックファンの友人にカラヤンを誘われたのですが、そのチケット代が1万円と聞き、
腰を抜かさんばかりでした。

カラヤン2.jpg

中坊なのでアルバイトもしていないため、親に土下座しお小遣いを前借して、友人と恐る恐る
コンサート会場に入りました。

周りは大人ばかりで、中坊の私たちをじろじろ見ていたのを今でも覚えています。
楽曲は、シューベルトの未完成とリヒャルトシュトラウスのツアラトウストラでした。

ツアラトウストラは、スタンリーキューブリック監督の2001年宇宙の旅という映画の音楽として
有名なのでご存知ではないでしょうか?

この映画では、AIが人間を凌駕しようとする鬼気迫るものでしたが、果たしてそのようなことが
現実に起きてしまうことが、一方では危惧されています。

時代はLPからCDへと移り変わっていますが、今でもコアなファンは、LPを手に入れようと
躍起になっています。

私は最近ジャズにもはまっていますが、ジャズのコアなファンも、やはりLPだそうです。
AIによって生活が豊かになる一方で、アナログや芸術に美意識を残す限り、人としての
存在意義はあるでしょうし、それこそ心の豊かさにつながると信じています。

取外し式の矯正患者の学生さんたちも、若いころから音楽や絵画、スポーツに情熱を捧げている姿に心打たれます。


凡人は

複雑なほど

値打ちがあると思う


しかし賢人は

シンプルなほど

値打ちがあると知っている


坂本龍馬


幕張ドルフィン歯科 矯正歯科



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2017年4月26日

一雨ごとに初夏の香りが、漂う季節です。

幕張ドルフィン歯科の米山です。

唱導、これは仏教者が衆生を導くことですが、取外し式の矯正の中にも装置の調整の中で
患者さんへ数々の唱導とも呼べる説明を行います。

取外し式の矯正は、ただ単に装置を装着すれば歯並びが改善するものではなく、
ことあるごとに、以下のことを説明しています。

pixta_11711172_S.jpg

1.頬筋や咬筋、舌の力を高めるための あいうべ体操を実施してもらうこと

2.食事は、先に前歯から噛んで奥歯を使い食べてもらうこと

3.噛み応えのあるものを選んで食べてもらうこと

4.左右バランスを取りながらよく噛んでもらうこと

5.口を閉じる意識を持ってもらうこと

6.食事中は、水分を控えて唾液を使ってもらうこと

7.食事中に姿勢をただし、テレビを控えてもらうこと

8.頬杖や舌を出す癖があれば、やめてもらうこと

このように装置の装着時以外に実施していただくことは、多岐にわたります。
このことができなかったことで、歯並びが悪くなっていることを
自覚していただきたいのです。

つまり原因を除去しながら、矯正治療を進めていくことで生活習慣も改善され、
数年後、知らぬ間に歯並びが治っていることに気づくはずです。


つまらない人生など

この世に存在しない


つまらない人生という

ものの見方があるだけである


坂本龍馬


幕張ドルフィン歯科 矯正歯科



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2017年4月25日

いつの間にか、初夏の風が街を吹き抜けるようになりました。

幕張ドルフィン歯科の米山です。

取外し式の矯正治療の中で、咬筋や舌の力を活性化させるエクササイズも治療の一環として
います。

歯列は、咬筋と舌に囲まれ、そのバランスによって維持しているといっても過言ではありません。
しかし、現代人の食生活は、軟食傾向が強く、その力が不足しています。

不足した力が歯列に悪影響を及ぼし、歯列不正の蔓延化という事態に至っています。
ことさら左様に咀嚼力の低下が、歯列だけでなく脳への活性化がなくなり、認知症にも
関係しています。

鼻呼吸.jpg

つまり歯列不正や咬筋や舌の力不足をほっておくと、全身への悪影響があるということです。
見た目を気にされて矯正を考えるところからでもいいのですが、はたして全身への影響について
はっきりと理解している方は、多くはないと思われます。

舌や咬筋の力不足は、見た目ですぐわかります。
それはぽかん口、つまり口呼吸です。

歩いている時やスマホを見ている時、夜寝ている時でさえも、口が閉まらないのであれば、
あなたは舌や咬筋の力が衰えています。

また、食事中すぐに水分をほしがるようであれば、それは咀嚼力の低下が考えられます。
口呼吸自体も肺に雑菌をダイレクトに送り込むこととなり、アレルギーや慢性炎症性の疾患を
生み出すでしょう。

このように口の健康被害から全身の健康を害する道筋が、すでにできていることを十分
ご理解していただきたいのです。


人生はシンプル


しかし人は

難しく考えるから

わからなくなる


そして

複雑に解釈するから


生きるのが

さらに難しくなるのだ


坂本龍馬

幕張ドルフィン歯科 矯正歯科


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2017年4月24日

23日、スタッフとSH療法勉強会の歯科衛生士部会に参加しました。

幕張ドルフィン歯科の米山です。

私は定期的に症例検討会には参加しているのですが、今回スタッフとの参加は初めての
ことです。

基調講演では、日本大学松戸歯学部の葛西教授のお話を聞くことができました。
葛西教授は、ワイヤー矯正を専門としているほか、縄文人の骨格を研究テーマとしています。

縄文人の歯列は垂直に並んでいますが、現代人は顎自体が狭窄し、歯の軸も内側に
傾斜しています。

この傾向は、江戸時代より始まり、特に歴代の徳川将軍の顎に顕著に見られます。
つまり食生活が軟食傾向である場合、顎や歯の軸にも大きな影響を与えることを意味します。

このように後天的な環境要因によっては、歯並びに悪影響を及ぼすことがわかっています。
また、咀嚼自体も垂直的なチョッピング運動ではなく、だ円を描くような臼摩運動をすることで
咬筋や舌の力が活性化し、歯列にも良い影響を与えます。

良く噛めば当然唾液が促進され、水を飲まなくても食事ができますし、献立の工夫によって
より硬めのものを噛む習慣があれば、咀嚼力も上がってくるでしょう。

縄文.jpg

幼稚園の児童を対象にした咀嚼ガム検査では、よく噛んでいる児童と全く噛んでいない児童の割合が半数という結果となりました。

良く噛んでいない児童は、歯列不正が見られ、また口をぽかんと開けている状態が見られました。
このことからもわかるように、歯列は舌や咬筋の力によってバランスを維持しているのです。

つまり歯列不正は、低位舌や噛む力の不足の結果であり、その背景には食生活の軟食化が
影響しているのです。

縄文人のように肉食や硬い種のみとはいいませんが、食生活の工夫さえしっかりすれば矯正の出番は少なくなっていくと考えます。


与えるだけで

受け取らなければ

エネルギーは回らない


だから

苦しくなっていく


受け取るものは

モノやお金とは限らない


喜び 感動 幸せな気持ち

しっかり受け取るべし


坂本龍馬

幕張ドルフィン歯科 矯正歯科


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移転しました 幕張ドルフィン歯科 院長 米山吉洋

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院長 米山吉洋

歯科矯正は「目立つ、痛い、費用が高い」と思っていませんか?

当クリニックの矯正は、夜寝ているときだけ装着する「取り外し式」の装置を使用。一般的なワイヤーを使う治療方法とは異なるため、食事中や学校・仕事の時など、人前に出るときは装置を外すことが可能です。

この矯正の特徴は、歯はもちろん「歯の土台そのもの」をゆっくりと広げていくことにあります。ですから、治療後の後戻りの心配もほとんどありません。 また、治療費用も比較的安価(小学生なら35万円~)ということも大きなメリットですね。

「矯正治療を今まであきらめていた」「矯正を一度断念したことがある」という方、ぜひ一度ご相談ください。